葬儀の開式40分くらい前に会館の社員に「本郷さんにクレームが出ました」と、告げられた。
葬儀司会を何だと思っているのだろう、この人は。
仕事の前に、私を動揺させたって、わかってるんだろうか?
葬儀司会のデリケートさをわかっているんだろうか?
実際、いつもの倍は神経を尖らせ、手にはいつも以上の脂汗をかきながら、
なんとか勤めあげた。
そんな余分なプレッシャーを平気で与える無神経さ。
以前、社葬のときにも開式前に役職者が私のところへわざわざ来て、
「今日は、大変な人(重鎮)が沢山見えるので、ミスのないように、しっかり頼むね」。
ご自分が何をされたのか、ご理解あるのだろうか?
励まして下さったつもりなのだろうか?
いらないプレッシャーを与えただけだ…と気づいて下さる日は来るのだろうか?
さて、その本郷へのクレームの書かれた…という書類を見せてもらった。
お客様の文字で
「司会が故人の誕生日と喪主の誕生日を間違えた」
と書かれ、評価に×と表示されていた。
それを見た瞬間、えも言われぬ怒りが沸き上がった。
私のところへ送られてくる発注書に書かれている生年月日は、故人のものしかない。
私がどうして喪主の生年月日を知り得るのか?
それを、会社サイドで何故気付かない?
濡れ衣。
私は聞かされなくてもいい冤罪のクレームを受け、
見る必要のない、悲しい書類を見せられ、
不要なプレッシャーの中で仕事をしなくてはならなくなったのです。
ミスは誰にでもあるし、私だってもちろんミスるし、お互い様…ではあるけれど、
今回のこの件だけは、納得がいかない。
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