長年、葬儀司会をしていると 葬儀の現場では いろ~んなハプニングに遭遇します。
真面目な、真剣な現場だからこそ、思いっきり爆笑したくなるようなコトが不意に 起こったりします。
○ 鳴り物を 叩き損ねて、叩きばちが スルッと持ち手を抜けて
親族席の方へふっとばしたお寺さんは、かなりのおじいちゃん。しかも、常習犯。
ご一緒する度に、私の目線は そのばちに集中。 もうハラハラしながら見守っています。
○ もしかして、A型?(笑)
真面目なお寺様。きっちりしたご性格なのでしょうか?
読経は全力で、あらん限りの声を張り上げる。時々ひっくり返っちゃうから、可笑しくて。
くるっと方向転換する時に 勢いをつけすぎて、
いつも 葬具の“修多羅(しゅたら)”が、水平にびゅっとひるがえっちゃう!
不謹慎ながら、気を緩めると笑ってしまうので、いつも目を逸らしています。
○ 浄土宗や、禅宗のお葬儀には、松明(たいまつ)を使います。
もちろん、作り物なんですが…。
その火の部分が、投げた瞬間 スコーン!!!っと ふっとんだ!!!
○ 曹洞宗のお葬儀の時…。
茶湯器のつまみが、ゆるゆるになっていて、導師が摘んだら 取れた!!!
控え室に謝りに行ったら、
「ちょっとぉ、頼むわぁ。オレ、笑ってしまいそうだったがや」
と、叱られながらも、いっしょに笑ってしまったなぁ。
葬儀の現場を楽しがるなんて、不謹慎は重々承知しています。
でも、みんなが緊張している中での厳粛な場所だけに、ハプニングも起き易いのも事実。
葬儀司会者は、ギャラを頂きながら、こんな面白いことにも遭遇できる!!!
ここでもやはり、ホントにいい仕事だよなぁと 心から思うのです。
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