葬儀司会って、実は 何にも知らなくたって できます。
実際、葬儀中に司会者が発する言葉なんて 数えるほどだから。
ただし、もちろん いろいろなことを知っている方が より良いのは確か。
より良い…というのは、
A,お客様にとって、より良い。
B,葬儀の担当者にとっても、より良い。
C,お寺様にとっても、より良い。
D,そして、もちろん 自分にとっても、より良い。
(個々にまた、改めてお話したいので、アルファベットをつけました。)
まだ、新人だった頃のこと。
名古屋の葬儀場で、曹洞宗のお寺様との打ち合わせの場で、
「『はいそう』って、なんだっ!!!!!!!!』って、激怒されたことがあります。
“灰葬”とは、火葬された後であげていただく“おつとめ(ここで、お経…と言いたいところですが、それがまた お経…と言うと語弊が…とか。とにかく、仏教を語ろうとすると、多岐にわたり ややこしい)のこと。”
主に、浄土系で使う言葉なので、このお寺さんは「お前、わかっとらんな?」…という意味で激怒されたのだろうと、今なら思えます。
曹洞宗のお寺さんだって、使い勝手がいい…と、“灰葬”って仰る方も 実際は少なくなさそうですけどね。
曹洞宗では、この“灰葬”を“三日経(みっかぎょう)”と言ったり
“かいれんき”と言ったり されるようですが、ここにも地域性があったりもします。
最近は、激怒されることが よっぽどなくなりましたが、自分が司会者として 葬儀現場の経験を積んでいることで 的確?な 質問を返すこともできますし、教えていただくこともできますしね。
ただ、やっぱり いまでも 「灰葬」という言葉に、ドキッとしたり 恐いっって思いを密かにしているんですよ、わたし。
願わくば、当時私に激怒されたお寺さんにお会いして、教えをいただきたいな…なんておもったりします。
当時は、ただただびっくりして、涙が止まらなくなって、「プロのくせに…」と、更に現場担当者に追い討ちをかけられて…
あっ、忘れていたことまで 思い出しちゃった(笑)
こんなことも、克服しちゃえば 楽しい思い出。
やっぱり、葬儀司会って 素敵なお仕事です。
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czytaj dalej (金曜日, 03 11月 2017 21:55)
miocytowy