22『弔電とは?』

葬儀の説明を おうちの人にさせていただく際、いつも必ず言うことが

「お葬儀に ルールはありませんので、それぞれの家ごとのお考えで 

していただけばいいですよ。」

 

そのような中、正にルールはないけれど、葬儀には欠かせない“弔電”って、

一体 何の為に出されるのでしょうか?

 

一般的には、“葬儀には参列ができないので、その代わりに…”といわれます。

しかし、葬儀に参列をされ 最前列の来賓席に着座されている その御本人の前で、

その方の弔電を読む機会が とっても少なくないのが現状なんですよ。

 

私としては、売名の為なんだろうなぁ…と思わざるをえないながら、

まさかそんな指摘をする…なんてこともなく、

いつも ふつーに 読んで過ごしている中…。

 

先日、たった2通しかきていない内の1通のご本人が参列される事になったので、

読むのをやめて欲しい…。と、依頼され、その方の常識人ぶりに惚れ惚れしていました。

 

とても、大物でいらっしゃりながら 親族だから…と、供花の名札には

肩書きを外し 個人名のみを書かれる方にも惚れ惚れしています。

 

逆に、親族なのに 会社名や肩書きを堂々と書かれる方…。

私の個人的な思いですが“残念!!!”

 

たかが司会者だけど、そんな色んな思いを抱えながら、

実は現場に立っていたりするわけなのです。