『落合さん、力の発揮が始まりました。』

一昨日の5日から中日ドラゴンズの契約更改交渉が始まり、

落合GMが早速 大きな力を発揮していますね。

普通、ダウンの提示をされれば、とりあえず一旦“保留”にしたり、

その後何度も交渉の場が設けられ、お互いが歩み寄る…そのようなイメージがあります。

…が、この度の契約更改交渉の清々しいことと言ったら。

テレビの報道や新聞紙面上で、記者会見の様子が報道されましたが、

“厳しい表情”と解説されながらも やはりそこには 通常の“ダウン契約”に比べ、

数段柔和な表情が見られました。

それもそのはず。みんな“納得”でサインしているから。

 

《山本昌投手…40%減》 

落合GM「50歳まで頑張ってくれ。(減俸は)その為の措置だ。オレが保証してやる。オレが責任を持つ」

こんな心強い言葉をもらえて、昌さん 嬉しかったでしょうね。

「正直、来年最後のつもりで考えていましたので、ありがたいです。心機一転、頑張りたい。」

 

《吉見投手…40%減》

落合GM「6月から2桁勝つのは簡単だ。」

簡単ではないですが、『やってやろう』という気持ちが芽生えました。(落合GMの)その言葉を信じ、自分にプレッシャーをかけていきたい。

同じ40%減でも、その金額は 昌さんは2000万円、吉見さんはなんと1億1600万円もの減俸。

「(減俸は)想像通りでしたが、正直キツいです。」

…とコメントしながらも、その表情は意外にも 明るくて。

 

《大島外野手…25%減》

落合GM「まだ、発展途上だ。首位打者と200安打、タイトルを取れ。去年がいい年で今年は悪い年、勉強したと思って頑張れ。」

「まず(手術した)肘をしっかり治したい。はっきり見えた目標を目指してやっていきたい。(今年は逃してしまった)ゴールデングラブ賞をもう一度取り戻したい。」

 

落合さんは、相手の立場になった上でそれぞれに言葉をかけています。

選手、一人一人をとてもよく見ている。一人一人をとても理解している。

だからこそ、各人がその言葉に、納得をするし やる気に火をつけられます。

 

この他に

浅尾投手(25%減)には

「1年間1軍にいてほしい。自分の場所で投げてほしい。」

森野選手(現状維持)には

「(おまえは)必要な戦力だ。」

朝倉投手(60%減)

「もう一度、10勝する姿が見たい。」

赤田選手(現状維持)には

「竜で一番になれ。努力はうそをつかない」

松井雅選手(18%増)には

「1軍にいて、初めてプロ野球選手」

谷選手(6%減)には

「しっかり練習しろ。寝ている暇はない。」

矢地投手(現状維持)

「横から投げる貴重な戦力だ」

森越選手(7%増)

「おまえの名前がいろいろ上がっている。期待を裏切らないように。」

堂上直選手(25%減)

「体力がないんだから体力をつけて、3時間打ったあとに2時間守る。ずっとやっても(打撃フォームが変わらないくらい鍛えろ。」

 

発破をかけられ、やる気・闘志に火をつけられているドラゴンズの選手たち。

今年 急には変わらないかもしれないけれど、7日現在で退団した井畑の年俸を加えて、

なんと6億6980万円のマイナスとした中日。

これが どれだけ大きくなって各選手の元へ返っていくのか…。

大きな大きな財産を生み出してくれそうな予感。

落合GMは、ホントに偉大です。